文芸書

『杉原一司全集 歌文・対談座談会篇』

夭折の歌人・杉原一司の作品を網羅的に翻刻

杉原一司は大正5年(1926年)に鳥取県八頭郡に生まれた歌人で、昭和25年(1950年)に23歳の若さで病没しました。『オレンヂ』『メトード』などで活躍し、戦後歌壇、塚本邦夫に最も影響を与えながら、長い間謎に包まれていた杉原一司。
本書は杉原が残した作品を網羅的に収録し、短歌のべ312首、俳句3句、評論・エッセイ・短文30篇、対談・座談会3回を、三部構成で掲載しています。
論作両面から短歌の革新を志した杉原一司の足跡をたどり、現代短歌史・戦後思想史・鳥取の地域史を再考するうえでも必携の一冊となっています。

■杉原一司全集 歌文・対談座談会篇
著:杉原 一司
編者:岡村 知子・杉田 佳凜・田中 仁
発行:国立大学法人 鳥取大学
発売:今井出版
発行日:2025年2月20日
ISBN:978-4-86611-432-3
判型:A5判
ページ数:234ページ

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